7.3.1 モータの過熱保護の一般要求事項

shall:  0.5 kW を超える定格の各モータには,過熱に対するモータの保護を設けなければならない。

例外:shall  モータ動作の自動中断が許容できない用途(例えば,消火ポンプ)では,検出手段はオペレータが応答できるような警告信号を発するものとする。

can:  モータの過熱に対する保護は,次の方法で行うことができる。

  • 過負荷保護(7.3.2) 注1 過負荷保護装置は、回路の定格全負荷を超える回路の時間及び電流関係(I^2t )を検出し、適切な制御応答を開始する。
  • 過温度保護(7.3.3) 注2 温度検出装置が過温を感知し,適切な制御応答を開始する。
  • 電流制限保護

shall:  過熱に対する保護動作後のモータの自動再始動は,危険な状況又は機械若しくは進行中の作業に損傷を与える可能性がある場合には,これを防止しなければならない。